<< あえて弱音を吐く | main | 『完了』 >>

比較しないでいい

0

    震災後2週間。

    自分を感じ、表現し、有を与える、受け取ってもらうことで、その時にあった、育った町の被害の大きさ、変わり様を受け入れられなかったことについては受け入れられるようになりました。

    震災以来、パートナーシップ、人との繋がりに何より救われています。
    『自分』を安心してそのまま表現できるコミュニティや、受け取ってもらえる仲間の存在にも本当に
    感謝です。

    震災から2週間が過ぎ、安否がわからなかった方の無事がわかり安堵する
    一方で同じくらいの訃報も入ってきます。
    母、夫、父と大切な家族を亡くしている私ですが、覚悟がないまま次々と入ってくる聞きたくない
    知らせが本当に辛いです。

    昨日、浸水し泥だらけの実家を片づけに行きました。
    家を丸ごと流された方が住みたいということで、役にたてることに嬉しさがあります。

    近所の方、数人とお話しをしたのですが、家は残ったが1階のすべてが泥にまみれて
    家具や何かがどれも使いものにならず、泥を掻き出すことだけでも相当の体力と時間が 必要で、
    疲れきっておりました。
    皆さんが言う共通の言葉がありました。
    「命があるだけでもよかったと思わなければ・・・」
    「家が流された人と比べたら・・・・」
    「だから頑張ろう」

    家がない人が多くいる。
    亡くなった人が多くいる。

    だから助かって家が残っているのにツライ、キツイ、大変だ、そんな言葉を言っては罰があたるといった印象でした。
    比較しなくていいのに。
    ツライのはツライ。
    皆さん高齢で、あの泥をなくして住めるようにするのは実際に大変です。
    大変だって言っていいのに・・・
    安否がわからなかった方ばかりなので、安堵し、この2週間の状況を聴くことで精一杯で、
    本音を言ってもらい受け取ることまでできない私でした。

    私も地震直後、同様に「命があるだけ有難い状況だから乗りきろう」と言っていました。

    助かったこと、家があることは有難い。
    そのことと、辛さは別。

    次に行く時は、本音を吐き出してもらい少しでも楽になってもらえるといいな。







    下村 留美子 * 震災とコーチング * 23:50 * comments(0) * trackbacks(0)

    コメント

    コメントする









    トラックバック

    このページの先頭へ