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『完了』

  平成10年に母が亡くなり、その後一人暮しを応援してきた父が平成21年6月に亡くなり、実家は空屋になりました。

一周忌が終わるまではこのままにしておこう。
一年たって、両親の荷物(父は母の物を何一つ捨てておりませんでした)や私、妹の荷物までが多少ある状態で、賃貸、または売却で募集をしてもらいましたが、なかなか決まらず。

「荷物を片づけないと決まらないかもね」このまま誰も住なまいままだと家も傷むから、業者に頼んで荷物を処分しようと組んでいた当初の予定が本日。

そして震災にあいました。

妹と「業者も動けないだろうし、これは賃貸か売却できる状態になるのは相当先かな」そんなことを言っていたら、市内沿岸で家が流された方が買いたいという話がきたので喜んでOKしました。

いらない物を処分してくれる業者もすぐに動いてくださり、もともとの予定であった本日、次に住む方が使わない物を処分するために持っていきました。

「やらないとね・・・」といいながら、妹と空いている週末の予定が合わないからなかなか進まないとか、暖房機が壊れて冬は寒いからとか、延ばし延ばしにしてきた実家の荷物の片づけが本日完了しました。

震災の前だったら、処分するつもりだった家財道具や食器などが有効に使われます。

本音を言うと、ダイニングテーブルは家族4人で使った思い出があるし、もっと言うなら、家自体も他の方が住むことに許可が出せていなかったことを、昨日の朝に実家に行く途中、車を停めて、妹の前で(おそらく初めてかも)泣いて本音をいいました。
この数日、まだきちんと契約していないのに、次に住む方が私たちのいないところで泥を掻き出す作業や掃除をしていることも、頭では「私たちは毎日いけないし、早く泥を掻き出さないと家がどんどん傷むこともわかっているのですが、嫌だったのです。
このことを妹に言えた時、今まで妹の前でも私は我慢してきたなぁ、頭でわかったふりして止めてきたなぁと気づきました。
このタイミングで私は妹に自分をさらけだす初めての体験をしたことになります。
妹に「聴く」センスがあったことに感謝です。

ここで自分をクリアにできたので、初めてお会いする次の所有者であるご夫婦が既に片づけをしていることに何のひっかかりもなく、いつもの自分で挨拶ができました。
こんなことはそうあることではないと思いますが、一緒に片づけをしました。

家を買ってくださる方は「この家を大切に使わせていただきます」と、私の気持ちをわかっているかのように言ってくださって。
その言葉で、やっと許可が出せた気がします。
すばらしい方が住んでくださる、素直に有り難いが湧きました。

震災がなかったら、次の所有者となる方と一緒に家を片づけたりしないでしょうし、こういった会話もなかったでしょう。

震災は本当に辛くて仕方がない現実ですが、実家があり家財道具が人を助けることになったこと、私自身も『完了』できたことを素直に喜びます。

そして

延ばし延ばしにしてきたことではありますが、人に貢献したかった父の意図、同様に人に貢献したい私の意図が叶いました。
| 震災とコーチング | 23:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
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